理由のわからない不調は、心の声かもしれない。ヨガ心理学で見る心と身体のズレ。

■原因がはっきりしない不調を抱えていませんか?
肩こり、腰痛、PMS、冷え性、頭痛など、病院へ行っても原因がはっきりせず、「年齢のせいかな」「体質だから仕方ないのかな」
と、なんとなくやり過ごしている不調はありませんか?
その不調の原因は、もしかすると「心の声」に気づけていないことかもしれません。
■不調のきっかけは、心と身体のズレ
私は長年肩こりに悩んでいました。そんな時出会ったのが、ヨガ心理学でした。
ヨガ心理学の理論を学ぶうちに、不調の原因が「自分の本心に気づけていないこと」から生まれる場合がある。という、考え方を知ったのです。

■私たちは感情にふたをして生きる
日常の中で、いつも本当の気持ちを言えているでしょうか?
・本当は疲れているのに元気ですと言う。
・本当は面白くないのに、愛想笑いをしてしまう。
私たちは、場の空気や相手を優先して、自分の感情に蓋をする事ができます。
■脳の中で起きていること
私たちの脳には、感情を感じる部分と、理屈で考える思考の部分があります。
心理学では、
・感覚や感情をつかさどる部分を「大脳辺縁系」
・考えたり判断したりする思考の部分を「大脳新皮質」と呼びます。

■感情と思考のズレが生まれるとき
感情(本音)と、思考(こうあるべき)が一致していないとき、脳の中では小さなズレが生まれます。
このズレに気づかず、感情に蓋をし続けていると、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうことがあります。

・楽しみにしていたはずのランチ会が、急遽中止になり、ほっとしている。
・嫌いだと思っていた人と、手が触れたら、少しときめいた。
こうした反応は、良い・悪いではありません。
ただ、「自分の中で何が起きているか」を教えてくれるサインです。
そのサインを、やり過ごしていると、感情と思考のズレは気づかないうちに大きくなっていきます。
■不一致はストレスとして身体に現れる
感情と思考の不一致はストレスになります。
このストレスが続くと、自律神経が乱れ、肩こり・頭痛・腰痛など、さまざまな不調として身体に現れることがあります。
「不調=身体だけの問題」ではなく、心と身体のズレが身体を通して教えてくれているとも考えられます。

■心の仕組みを知ることが、整える第一歩
自分の心の仕組みを学び、「本当はどう感じていたのか」を理解していくと、少しずつ不調の根本原因が見えてきます。
無理に前向きになる必要はありません。感情は変えなくていいのです。
ただ、「私は今、こう感じているんだな」と気づくこと。知っておくこと。
それが心と身体を整える第一歩になります。

心のことは、すぐに答えが出るものではありません。
焦らず、少しずつ学び続け、自分自身を理解していくことで、今より自分らしく、苦しさの少ない生き方ができるようになります。
理由の分からない不調は、「少し立ち止まって、自分の声を聴いて欲しい」というサインなのかもしれません。




