ほめられても素直に受け取れない人へ

人に褒められたとき、素直に受け取れない人に向けてこの文章を書いています。
人に褒められるとうれしいはずなのに、「自分なんて‥」と思ったり、なんだかもやもやしてしまう。そんな経験はありませんか?
実は、褒め言葉を受け取れないのには理由があります。それは性格の問題ではなく、心の仕組みによるものです。
私はヨガ心理学講師SATOR先生から、ヨガ心理学基礎講座を学び、リテイク等でさらに学び、他のヨガ心理学講座も受講する事で心理学の学びを深めています。

以前の私も、褒められたとき、「うれしいけど、そんなに評価される程ではない」と落ち着かない気持ちになることがありました。
・自分はたいしたことない
・たまたま上手くできただけ。
そうやって、相手の言葉を「自分にはふさわしくないもの」と扱っていたのだと思います。つまり自分を過小評価していたのです。
褒められ慣れていないことも理由の一つです。
・子供の頃から、頑張っていても「もっと頑張れ」と言われていた。
・できて当たり前だった。
・褒められて育ってない。注意される事の方が多かった。
このような環境で育っていると、褒められること自体に慣れておらず、受け取りにくくなります。
また、褒められることで、
「次も期待に応えなきゃ」
「失敗したらどうしよう。
とプレッシャーを感じる場合もあります。

心理学の交流分析では、このような心のやりとりをストロークと呼びます。
本来、人は褒められたい。ありがとうと言われると嬉しい。など、プラスのストロークを求めています。
しかし、プラスのストロークを受け取りにくい環境にいると、無視されるよりは、マイナスでもいいから欲しいと、マイナスのストロークを自ら取りに行くことがあります。
マイナスのストロークをもらうことに慣れてしまうと、今度はプラスのストローク(褒め言葉)に違和感を覚え、無意識に否定してしまうのです。
では、どうすればいいのでしょうか?

まずは、褒め言葉を受け取れなかったからといって、自分を責めすぎないことです。
「私ってダメだなぁ」「性格がひねくれているから受け取れない」と思う必要はありません。ただ、これまでの経験で身につけた反応が出ただけです。
すぐに変わらなくても大丈夫です。最初は、「今、否定しそうになったな」と気づくだけで十分です。
そして、準備をしておきます。
褒められたら「ありがとうございます」と言う。と決めておくと、無意識の「否定」を防ぎやすいです。
否定が心地いい状態が続くと、否定することが好きな人が近づいてきます。
褒めたときに、
「そんなことないです」「他に注意することありますか?」
など、毎回ダメ出しを求めていると、
「もういいや。」と優しい人ほど離れていってしまいます。
その結果、ダメ出しするのが好きな人や、えらそうに否定してくる人ばかりが残ってしまうこともあります。
否定が心地よく、今のままでいいのであれば、無理に変える必要はありません。
それを選ぶのは自分です。
でも、「このままは少し苦しい」「変わりたい」と感じているなら、心の仕組みを知ることが助けになります。
褒められた時、受け取れなくても問題ありません。
気持ちはそのままでいいので、言葉だけ「ありがとうございます」と言ってみる。
その小さな一歩が、自分との関係を少しずつ変えていきます。





